2010年2月14日日曜日

庚申さん

今回は平井家で行われました。初めての事なので色々とお舅さん姑さんに伺いながら準備を進めました。庚申(こうしん)さんは、暦の上で 庚申(かのえ さる)に行われる様です。庚申さん?って?と云うなぞ解きを御近所の上向さんがわかりやすく解説下さいました。
お軸と経本、御膳、果物、お菓子、お酒、お花、ろうそく、お鈴を揃えて準備完了です!

上向さんから戴いた資料からお伝えします。

「庚申(こうしん)さん」と親しみを込めて呼ばれている「庚申」とは、「かのえさる」のことである。つまり 十干(じっかん)と、十二支の組み合わせによるもので、昔は月日をこの様に呼んでいた。60通りある組み合わせの一つが「庚申(かのえさる)」である。したがって、「庚申」は60日に一度めぐってくる。

「庚申」の日の夜には人々は寝ずに一夜を明かす守庚申を行う。言い伝えによると、人のお腹の中には「三尺の虫(さんしのむし)」という虫がいて、庚申の日の夜に人々が寝静まってから体から抜け出し、その人がしてきた悪事を天帝(てんてい:宇宙を支配する神)に告げに行くと云われる。すると、天帝が天の邪鬼(たたりをする神)に命じてその人に罰を与えるため、人々は三尺の虫が抜けださない様に寝ずに過ごしたと云う訳である。

中国の道教の守庚申に由来する禁忌で、平安時代に伝わり江戸時代に盛行(広辞苑引用) ほんとうのところ、「庚申さん」って、なんだろうか?と云われても真相は専門家でも研究家でのはっきり答えられないのだそうです。

・・・・・・・・この、謎っぽいところが クミは好きです。

庚申さんの行事では、お床に掛軸を、おかけします。真中に安置してあるのが青面金剛(しょうめんこんごう)これも仏さんでしょうけれど、ものすごい顔をしていて、手は6本あって、槍をもったり、弓矢をもったり・・・もともとは鬼だとか病気を流行らせる神様だったらしぃんですが、それがいつの間にか真逆のそれらを追い払う神様だか、仏様になったらしいです。庚申さんの本尊さんとして奉る様になりました。庚申さんの前には庚申さんの使いの3匹猿がいます。「見ざる・言わざる・聞かざる」

お宮さんでも庚申さんを奉ってられる様ですが、お宮さんでは青面金剛ではなく、猿田彦の神を奉っているところもあるようです。(猿田彦の神は、天孫降臨の時に上から降りてくる人の道案内をした神様だそうです)

ご利益、豊作、養蚕、福招き、厄除け、みんなで和合する、良縁、健康、勤労、あらゆることをお願したり、お願をきいてもらう、仏様なのでしょうね~この集まりは、庚申さんを通じてみんな仲良く、お互いに楽しんで、心から通じ合いそして仲良くしていく。と、云う事を大事に思う。大事にしよう!と云うのが目的な様に思います。

・・・・・・なんだか、いい感じに思いませんか?クミは、この様な、ほっこりする風習が残っているこの地域が素敵に思えて、大好きです。

2010年2月2日火曜日

柿の剪定

柿の剪定が始まっています。2月に入りたては毎年寒いですね~今年も雪が降り積もりました。冷たい土の中は春を待ちわびるモノたちでいっぱいなんでしょうね~ 虫はダンスしてるかな? それとも、、お腹が空いてじーっとしてるかなぁ?冷たい雪解け水でお顔を洗っているのかな?

春はそこまで、、、

梨の命は続いています。この樹で100年を軽く超えています。
寒暖の差が激しい今年の1月~梨の芽は春を待ち遠しいかの様に膨らみ始めました。

2010年2月1日月曜日

親子で剪定講習はじまりました

今年から、息子のY君が柿の剪定デビューです。
平井農園の大きな力になってくれることでしょう~。

子供は、親の背中を見て育つ。
剪定は、子供の背後から見て指導する。

クミも少し渋柿の剪定を教わって、剪定鋏や鋸で大きな枝をおとしました。
剪定は、空のキャンパスに、大きな柿の木を描く要領だと感じました。
伸び伸び~と、気持ちよく、太陽に大きく手を広げる感じで剪定出来たら
それが一番!と主人は云います。また来年も少しお勉強させてねっ。